ティーエスケイ株式会社
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用語集

用語集 KEYWORDS

ティーエスケイでよく使う基本的な用語をまとめました。 どんなキーワードがあるか確認してみましょう。

目次

あ行の用語

合番(あいばん)

ある工事をするときに、その工事を施工する職人以外の職種の職人が立ち会うこと。

足場(あしば)

高所部分を工事するために組む工事用の通路。外部足場と内部足場がある。 抱き足場、単管(足場)、ビデ足場、本足場などがある。

アンカーボルト(あんかーぼると)

基礎と土台を繋いでいる直径15ミリ、長さ550ミリ程度の鉄製のボルトのこと。 先端はU字もしくはL字状にフックが突いており、基礎のコンクリートから抜けにくくなっている。 基礎の中には250ミリ以上、上には120~150ミリほど出し、基礎の2~3メートル間隔に設ける。

安全靴(あんぜんぐつ)

主に工事現場や重い機械・部品を扱う工場内や、鉱業、建設業などの足への危険を伴う作業場で使用される着用者の足を保護することを目的とした靴。 建設現場ではくるぶしまでかかるブーツタイプを使用する。スニーカータイプは認められない場合がある。

安全帯(あんぜんたい)

高所で作業を行う場合に使用する、命綱のついたベルトのことをいう。 構造は、命綱として使うロープ部分と体を支持物に固定するためにあるフック、そして、墜落したときに体を保持するためのベルトから成り立っている。

安全第一(あんぜんだいいち)

1906年アメリカUSスチール社社長・エルバート・ヘンリー・ゲーリー氏が、会社の経営方針を改め『生産第一、品質第二、安全第三』から『安全第一、品質第二、生産第三』とした。 結果、労働災害は減少し、製品の品質、生産性が向上し『アメリカ』全土に広がった。 日本では、1912年小田川全之氏が『安全専一』と訳し、足尾銅山に導入したのが初めて。

インターロッキング(いんたーろっきんぐ)

インターロッキング・ブロックとよばれ、路盤・ 路床に敷きつめる外部の仕上げ材である。 路面に降った雨を、路盤へと浸透させる仕上げ材で、水たまりができにくく歩きやすい。また、ブロック同士が咬み合っているので、車がのっても崩れにくい。 地盤をつくった上に、砂据えにする。ただし、コンクリートで路盤をつくらないと、経年変化により地盤の凹凸が表れてしまう。

ABS(えーびーえす)

防護帽の素材のこと。 安価で耐電性もあるが、熱や薬品に弱く耐候性もやや劣る。耐用年数は3年以内。

FRP製品(えふあーるぴーせいひん)

保護帽の材質のこと。 ガラス繊維に不飽和ポリエステル樹脂を含ませ強度を高めた素材。 耐熱性・耐候性に優れ、耐用年数は5年程度。 ただし、電気用としては使用できない、内容固定の為リベットが必要となるなどデメリットもある。

MSDS(SDS)(えむえすでぃえす(えすでぃえす))

セーフティーデータ・安全注意書きの事

MMD(えむえむでぃ)

黙認しない、見逃さない、妥協しないの意味

か行の用語

KYT(けーわいてぃー)

危険予知トレーニング。 現場作業で予知(予想)される危険を事前に洗い出し、その危険(リスク)について検討する安全対策KYKと同じ。

ガラ出し(がらだし)

建設中に出た廃材やゴミを運んで捨てる作業のことで、建築廃材などは重量も重い為、かなりハードな力仕事になる場合もある。 初心者でも比較的できる作業であり、まずはこの作業から覚えていくのが良い。

型枠(かたわく)

コンクリートを打設するための流れ止め板。 コンクリートの硬化後には外してしまうので、仮枠ともいう。

簡易舗装(かんいほそう)

路床(ろしょう)や路盤(ろばん)といった、舗装の基礎部分を造らずに、地盤を転圧して表面にだけ砕石とアスファルト混合物などを敷きつめた簡易な舗装のこと。

グーパー運動(ぐーぱーうんどう)

重機周辺の危険個所で使われる作業員のサイン(合図)。 グー(OK・了解!)パー(止まれ) 作業員は、サインを見たら、『グーよし』・『パーよし』と唱和し確認しながら作業を行う。

クランプ(くらんぷ)

単管などを固定する金具。 固定された直交クランプと自由に動く自在クランプがある。

KYK(けーわいけー)

危険予知訓練の頭文字をとったもの。 現場作業で予知(予想)される危険を事前に洗い出し、その危険(リスク)について検討する安全対策KYTと同じ。

現地KY(げんちけーわい)

さ行の用語

作業現場で行う危険予知のこと。 作業前に予想される危険を洗い出し、確認、実行目標を立てる。

コンパネ(こんぱね)

コンクリートの型枠として使う材料で、コンクリート・パネルの略。 900×1800サイズで、通常の合板(909×1818)より小さいが、安価であるため型枠以外にも多用される。 通常、2~3回ほど転用される。表面をツルツルに加工したものは、パネコートとよばれ、打ち放し仕上げに使う。

333運動(さんさんさんうんどう)

クレーン作業、地切りした状態で行う吊荷のバランスチェック。 地面から30cm吊荷を上げ、吊荷から3m離れた場所で、3秒間静止状態をチェックする。

JV(じぇーぶい)

1つの工事を受注するときに、何社かの請負企業が組合をつくって請け負うこと、およびその組合のことを共同企業体という。 Joint Venture の頭文字をとって、JV と呼ばれる。

七分、八分(しちぶ、はちぶ)

ズボン全体の7から8割が太めのズボン。立ったりしゃがんだりが多い鳶の為のズボン。

地山(じやま)

表土を取り除いたときに表れる人の手が加わってない地面で、盛土などを行わない自然のままの地盤のこと。

ジャンカ(じゃんか)

コンクリートが完全にまわらずに、ぐちゃぐちゃになった部分。 おおよそ50センチ角以上の、やや面積の広いものに対していう。下の写真のように鉄筋が見えるほどであれば必ず補修しなければならない。 コンクリートの打設時に、よく突き固めをしなかったり、バイブレーターを充分にかけないとジャンカが発生しやすい。

ジョイント(じょいんと)

単管どおしを繋ぎ合わせる為の金具。

スコップ(すこっぷ)

通常、シャベルは柄と、柄の先端に取り付けられたスプーン状の幅広の刃からなる。 使用する時は取っ手と柄の根本(刃のついている方)付近を両手で握って扱う。物をすくう為の角スコと、掘りやすい剣スコがある。

捨てコン(すてこん)

墨が打てるように、地面を均し、3センチ程度に薄く敷き並べるコンクリート。

スラブ(すらぶ)

平面の荷重を支える鉄筋コンクリート製の板状の盤。

た行の用語

たたき棒(たたきぼう)

型枠こずち。 コンクリ打設の際に下部から型枠を叩いて振動させてコンクリートを細部まで流し込む。 叩きが足りないとボロボロに固まってしまい仕上がりにムラが出来てしまう。

建枠(たてわく)

足場の為の鳥居型の枠。 スパンは900、1200、1500、1800。

玉掛け(たまがけ)

荷物をラフター(クレーン車)などで運ぶとき、クレーンのフックにかけることだけではなく、フックから外すことも含めて、安全に移動させるための作業のことをいう。 また、その時に使用するロープを玉掛けロープという。

着装体(ちゃくそうたい)

保護帽内に設置されている、ハンモック・ヘッドバンド・あごひものことをいう。 着装体は、防護帽を頭に保持し、衝撃を緩和する部分。

TBM(てぃーびーえむ)

ツールボックスミーティングの頭文字をとったもの。 作業の危険性について意見交換を行い、重点的に対応しなければならない事項を決定。 作業員同士で対策を確定。作業グループの行動時目標を全員の認識とし、タッチアンドコールで唱和を行う。

床付け(とこづけ)

地盤として設計図の指定した深さまで掘り進んだ場所。そこを床付け面という。 床付け面は盛土であってはならず必ず切り土でな ければならない。 床付け面は、建物の全荷重を地盤に伝える 面なので、重機を歩かせたりして荒らさないこと。

な行の用語

生コン(なまこん)

工場でセメントと骨材(砂利と砂)を練り混ぜたコンクリートを生コンという。 現場練りのコンクリートは消滅し、生コンはコンクリート・ミキサー(車)で攪拌しながら、現場まで運ばれてくる。 工場出荷後30分~1時間程度で使わないと、材料が分離して使えなくなるので注意が必要。

荷揚げ(にあげ)

荷揚げとは壁や天井を造るための石膏ボードやステンレスやアルミの軽量材などの内装資材を現場まで搬入する仕事である。 本来職人の作業の内であったが、ボードなどかなりパワーがないと運ぶことができず負担も大きい為、その業務を専門で行う荷揚げ屋と呼ばれる業者も現れた。

ニッカ(にっか)

ニッカボッカー [knickerbockers]の略。 ひざ下裾口を絞った動きやすい太めのズボン。

ネコ押し(ねこおし)

工事現場で使う1輪車のことをネコといい、一見簡単そうに見えるが、慣れていないとバランスを取るのがかなり難しい。 主に土やコンクリートを運ぶ際に用いる。中に入れる量が多ければ多いほど難易度は高い。

は行の用語

バイブ(ばいぶ)

コンクリートにバイブを入れ振動させる事により生コン内の空気が浮きコンクリートの密度があがる。

端太角(ばたかく)

10センチ程度の角の木の棒。型枠側面補強材を「端太」と呼び、バタの角棒の意味。

斫り(はつり)

電動ブレイーやタガネを用いて、コンクリートを削り取る作業のこと。 コンクリートを削るだけの仕事だが意外と力が必要だったりで、慣れないうちは結構難しく感じる。

番線カッター(ばんせんかったー)

番線を切断する為のハサミ状の道具。

PC(ぴーしー)防護帽

防護帽の素材のこと。ポリカーボネートの意味。 熱可塑性樹脂製品の中では最も丈夫。 価格は高価で、ABSより耐候性は優れる。耐用年数は3年以内。

PC (ぴーしー)プレコン

プレコン(プレキャスト・コンクリート)と呼ばれる工場生産の鉄筋コンクリート、もしくはその建築物のこと。 工場などであらかじめ製造された鉄筋コンクリート製品である。 コンクリートの練り物とちがって、きちんと鉄筋が入っており、充分な強度がある。電気用の配管類も、工場で打ち込まれている。

ブレース(ぶれーす)

足場の筋交い、耐震の補強の為に取り付ける。

ま行の用語

モルタル(もるたる)

砂とセメントを水で練ったものをモルタルという。 コンクリートは構造上の強度が要求されるところに使用するが、モルタルは強度が不要のところに使用する。 モルタル塗りのままで仕上げとすることもある。

や行の用語

ヤーン(やーん)

紡いだ糸。織物・編み物に用いる系のこと。 建設現場では、安全帯や安全帽などの状態を確認するうえで必須な言葉。

矢板(やいた)

山留(止)めの板、もしくは鋼板。 掘削した土地が崩れないよう山留(止)めのために、地中に垂直に打ち込む土止め板を矢板という。

ユニック(ゆにっく)

トラックにクレーンが附属した車のこと。 ユニック (Unic) はフランスの自動車メーカーで日本の古河ユニックと提携していた。

ユンボ(ゆんぼ)

油圧ショベル、パワーショベル、バックホーと呼ばれている建設重機のこと。 yumboはもともとフランス・シカム(SICAM社、現・ユンボ)の製品呼称である。 バケット容量で大きさを表し、0.018m3の小型から、3.50m3といった大型まである。

ラチェット/ガチャ(らちぇっと/がちゃ)

回転方向を一方向に制限する機構をラチェットといい、回転方向をレバーで切り替えできるラチェット機構がついた工具のことをラチェットレンチという。 ナットを締める際に用いる。

リベット(りべっと)

防護帽などに設置されている連結具のこと。