今回は、私たちの現場で行っている「廃材の分別」について、作業の目的や具体的な内容を記録としてご紹介いたします。
建設現場では、日々さまざまな種類の廃材が発生します。
これらの廃材を適切に分けて処理することは、法令を守るためだけでなく、環境への配慮やコスト削減といった面でも大きな意味を持ちます。
廃材の分別には、以下のような目的があります
法令遵守: 「建設リサイクル法」や「廃棄物処理法」などの法的な義務に基づき、適切な分別・処理が求められています。違反すれば罰則の対象となることもあるため、現場としても慎重な対応が必要です。
コスト削減: 廃材を種類ごとに分けることで、処理費用を抑えることができます。特に金属くずなどはリサイクル業者に売却できることもあり、資源として再活用されます。
環境保護: 有用な資源を無駄なく循環させることで、埋立処分を減らし、地球環境への負荷を軽減することにつながります。
「廃材の仕分け」
発生した廃材は、下記のようなカテゴリーごとに仕分けます。
・木材(釘付き/防腐処理済なども分ける場合あり)
・コンクリート(鉄筋の有無で分類)
・金属(鉄・アルミ・ステンレス・銅など)
・石膏ボード(アスベスト含有の有無に注意)
・プラスチック類(塩ビ管、断熱材、バケツなど)
・ガラス・陶器類(割れ物のため注意)
・混合廃棄物(複数素材が混ざっているもの)
・特別管理産業廃棄物(廃油、アスベスト等)
「収納・集積」
・フレコンバッグやコンテナボックスなどに、種類ごとにまとめて収納します。
・ラベル貼付は必須であり、産業廃棄物の管理票(マニフェスト)も、業者指定の形式に従って正しく記載します。
・混入があると回収業者が受け取りを拒否する可能性があるため、他の素材が混ざらないように注意深く作業します。
「使用する道具例」
一輪車/フレコンバッグ/コンテナ/カッター/軍手、マスク(衛生・安全面の配慮)
【注意点】
釘付き木材などの扱いは特に注意が必要です。けが防止のため、作業前には声をかけ合い、慎重に作業を進めます。混合禁止の原則を守らないと、回収拒否や再分別の手間が発生し、現場全体の工程に影響を及ぼします。廃材置場の表示やネット掛け、作業員への周知徹底など、「誰でも間違えずに分けられる仕組み」を整えることも大切です。
廃材の分別は、ただの片付け作業ではなく、現場の品質管理や社会的責任に関わる大切な取り組みです。私たちは一人ひとりが意識を持ち、ルールを守ることで、安全で持続可能な現場づくりに貢献しています。今後もチーム全員で協力しながら、より良い作業環境と、地域社会・地球環境への貢献を目指してまいります。
2025/03/24
公式TikTokを開設しました!
この度、ティーエスケイ株式会社の 公式TikTokアカウント を開設しました! 会社の雰囲気や働く環...
2025/02/12
【不動ヶ岡不動尊總願寺】節分会に参加しました
ティーエスケイ株式会社は、2月2日に埼玉県加須市(旧須賀市)の不動ヶ岡不動尊總願寺で開催された節分会...
2025/01/08
【2025年】新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。 旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。 昨年...
2024/12/27
【2024年】年度末のご挨拶
年の瀬も押し迫り、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く...
2024/12/18
【社内イベント】2024忘年会をおこないました
ティーエスケイでは先日、1年の締めくくりとして「忘年会」を開催しました。 普段お世話になっているお...